2011年2月23日水曜日

訪問レッスンでのこと

今日の訪問レッスンで飼い主さんが
「今までこの子を叱ってばかりだったけど、叱ることがほとんどなくなりました」
と言ってくださいました。

まだまだやんちゃ盛りのダックスちゃんで、
100%完璧な何でも出来る子になったわけではありません。

飼い主さんが、犬が成功できる環境づくりをしてあげて、
先回りして号令をかけてあげることによって、
叱る必要がほとんどなくなったそうです。

と、うちは今日、私が肉を包んでいたラップをフタのないゴミ箱に捨てたので、
パクさんがゴミ箱に顔つっこんでました。

犬は基本scavenger(スカベンジャー。清掃動物??)でゴミ漁りが好きなので、
目の前に美味しそうな宝の山があれば顔をつっこみたい!という欲求があります。

もちろんそれをさせないトレーニングも出来ますが、宝の山に近づけない方が楽だし早い。

なのでいつもはそういうゴミはフタつきのゴミ箱に入れるのに、ワタクシ横着しました。

ハラペコの時間帯の彼女にとっては成功できる環境ではなかったということです。

このように、ウチの場合「イヌの失敗はヒトの横着が原因」ということがほとんど(汗)

窓を開けたままでいて、ベランダに侵入した猫を追いかけて飛び出したり。
(「イヌは勝手にベランダには出ない」というルールにしてます)

「ああ、失敗させてしまった…」 とヒトが反省しなければならないことがしばしばですので、
「叱る」という行為はなんだか不公平に感じられてしまうのです…。

パクさんは「オフの号令で物を放すといいことが起こる」ということを知っているので、
「オフ」と声をかけると、ゴミから離れて「お、何かくれるん?」と嬉しそうに寄ってきました(笑)

このように横着者がいて(汗)万が一成功できる環境でなくても、
「オフ」という号令を教えていれば、叱るのではなくて(くわえた物を放したことを)
誉めてあげることが出来ます。

叱らなくてよくなったら飼い主さんのストレスも減り、
前よりもずっとワンちゃんが可愛く思えるようになったそうです。

先日のレッスンでも同様に言ってくださった飼い主さんがいらっしゃって、とてもありがたくって、
飼い主さんのそんな言葉が私へのご褒美となり、頑張る力をいただいています!

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